転職を考えている高卒のみなさん、内定をもらえる方法があったら知りたいと思いませんか?高卒の人は学歴が低いだけに就職するのも大変ですが、転職の際もやはり苦労します。
とは言え、どこでも良いなら転職は可能ですが、ブラック企業を避け優良企業に転職しなければ意味はありません。
そこで今回は、転職と言う大事なチャンスをものにするために、優良企業から内定をもらうためにやっておくべき4つのことを紹介します。
目次
そもそも高卒は優良企業に転職できるのか?
転職の理由は様々でしょうが、せっかく転職するのなら今いる企業より優良な企業に転職したいものです。どうしたらその様な企業に転職できるのでしょうか。
優良企業とは?
さて、では優良企業とは一体どの様な企業を言うのでしょうか?
製品やサービスが良い、売上が良いなどの条件もありますが、就職する上で重要なのは働きやすさと言えるでしょう。働き易い会社をブラック企業の反対語でホワイト企業とも言います。
では、ホワイト企業の条件はどの様なものなのかお伝えしたいと思います。
- 離職率が低い、平均勤続年数が長い
→環境が良い場合が多い
- 財務内容がいい、借金がない
→経営状態が安定している
- 有給の取得率、制度の利用率が高い
→制度があるだけではなく利用率が重要
離職率の低さ、勤続年数の長さは、退職する人が少ないことを意味します。社員の意見が通りやすかったり、努力に対して報酬が的確だったりと、会社に対して退職につながる不満が少ないことがわかることから、優良企業である基準とされています。
財務内容の良さは給与に直接関わりますし、会社の伸びしろがわかる目安にもなります。可能であれば調べてみることをおすすめします。
有給の取得率については、制度だけがあり利用率が低い場合はブラックである可能性が高いからです。目先の利益のために有給を先延ばしにされたり、人手不足のために長期休暇がとれないなど、会社の利益を優先し社員をないがしろにしている可能性があります。
優良企業は倍率が高いため高卒は不利
そんな優良企業は当然人気が高く、倍率が高くなります。倍率が高くなると採用担当も忙しくなるため、書類選考の時点でより良い人材を選ぶようになります。
その方法の一つが学歴になってきますので、高卒という最終学歴は当然不利になってしまいます。では、どうしたら良いのかと言うと、創業して間もない、まだ優良企業とは言えない若い企業を狙うことです。
一般的な優良企業とこれから伸びる優良企業の違い
一般的な優良企業とこれから伸びる優良企業を、以下の表で簡単に比較してみました。
比較軸 | 一般的な優良企業 | これから伸びる優良企業予備軍 |
売上 |
|
|
利益 |
|
|
資本金 |
|
|
従業員数 |
|
|
成長率 |
|
|
福利厚生 |
|
|
左の様な「一般的な優良企業」に入社できることが安泰と考えることも出来ますが、「これから伸びる優良企業予備軍」に早期のタイミングで入社した方が、入社難易度は下がりますし、将来幹部になれる可能性も高いと言えます。
更に言えば、自分自身の成長の機会にもなりますので、大変ではありますが挑戦する価値は非常に高いと言えます。
これから伸びる優良企業を見極める方法
優良企業とこれから伸びる企業の比較軸をお伝えしましたが、実際に「爆発的な成長を遂げる企業」を見極めるのは簡単なことではありません。
そこで、具体的な事例を挙げながら爆発的な成長を遂げる企業の見極め方をお伝えしたいと思います。
優良企業予備軍の見極め方1.大型の資金調達をしている
優良企業予備軍を見極める1つ目の方法として「大型の資金調達」にあります。大型の資金調達が出来るということは、業績が爆発的に成長していることや市場の評価が高い場合と言えます。
そして、大型の資金調達をする背景には、戦略的な事業拡大を計画しており、プロジェクトを推進する人材を募集している背景があります。
例えば、フリマアプリのメルカリは、2016年3月に83億、その後、2018年3月に50億の資金調達をしています。
2016年3月の資金調達の目的は「グローバル化」、2018年3月の資金調達は、「メルカリチャンネル」や「メルチャリ」などの新規事業への投資がメインとなっております。
上記のプロジェクトを推進するためにメルカリは常時積極採用を行なっていますのでチャンスはたくさんあると言えます。もちろん、正社員で入社することは難しい場合もあると思いますが、まずはアルバイトでも潜り込むことを優先しましょう。
ちなみにメルカリはすでに大企業と言える存在になったので今からの入社はとても厳しいかもしれません。
優良企業予備軍の見極め方2.オフィス移転を繰り返している
業績が拡大し続けている場合、人材も毎月のように入社しています。そのため、すぐにオフィスが手狭になる可能性が高くオフィス移転の頻度が高い企業は成長していると言えます。
移転には引っ越し費用もかかりますし、賃料が上がれば経費がかさみ会社の負担は増えますので、成長していることが絶対条件と言えます。
社員のモチベーション向上や更なる採用を目指すことに直結するオフィス移転をしている企業は、間違いなく成長している企業と言えるでしょう。
優良企業予備軍の見極め方3.見たことのない会社がTVCMを始めた
急に知らない企業がCMを始めると印象に残るものです。
素人目で見ると、お金のかかるCM制作を始めた企業は儲かっている様にも見えますが、 TVCMが突然流れ始めた企業は、マーケティングコストをかけて事
赤字の会社でも事業上の仮説検証を繰り返し、
実際、メルカリも赤字状態の時にTVCMを行い、業績も社員数も急速に増やしています。
高卒が転職で優良企業に内定をもらう方法
さて、学歴がなくても上記で紹介したような「これから伸びる優良企業」に転職したい場合どのような方法があるのか?をお伝えしたいと思います。
書類選考が最難関|転職エージェントで突破すべき
採用担当者は、過去の職歴から「自社で活躍できる人材か」を見極めていますが、学歴、転職回数、職務経歴から自社に必要な人材かを書類選考の段階である程度振り落とします。
低学歴である中卒、高卒者は前職の学歴もなく前職の経験も乏しいと言えますので、なんとかしてこの関門を突破しなければなりません。
その際、有効活用できるのが「転職エージェント」です。
転職エージェントは、企業と求職者双方のニーズを把握しており良い人材であれば、書類選考なしに面接まで辿り着くことが可能になります。
ただし、転職エージェントもピンキリと言えますので「2018年最新|高卒でも真摯に対応してくれる転職エージェント6選」を参照し自分に合った転職エージェントを見つけましょう。
面接練習を繰り返す
学歴フィルターを通過すると面接が待っています。
面接では学歴ではなく人柄を見られるため、低学歴の人にとっては逃してはならないチャンスです。面接を通過するためには様々な策が必要ですが、企業についての知識があるかどうかが重要になってきます。
その際も、実際に面接で行われた質問や、面接官の癖などを転職エージェントから仕入れるのも1つの手です。
面接の情報に強く、練習も何度もしてくれる「転職エージェント」であれば、面接突破の可能性も高くなると言えるでしょう。
最悪アルバイトでも入社する
入社するのに苦労する低学歴の人たちにとって、アルバイトで入社できるチャンスも逃す訳にいきません。
アルバイトから正社員登用への道もあるため、まずは正社員じゃなくても入社し、成果を出していきましょう。アルバイトで経験を積み認められておくことで、新卒として入社してきた大卒の人よりも評価が高くなる可能性も十分あるわけなのです。
高卒でも真摯に対応してくれる転職エージェント
それでは、実際にこれから伸びる優良企業の求人を多く取り扱っている転職エージェントをご紹介したいと思います。
おすすめ転職エージェント1.ワークポート

ワークポートはIT、Web、ゲーム業界に強いのが特徴です。IT業界に関してはベンチャーから大手まで独占求人も多く取り扱っており、評判になっています。
おすすめ転職エージェント2.第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、未経験でも就労可能な求人が多いことが特徴です。きめ細かい選考対策や、履歴書の書き方や面接のマナー、更には「就活力アップセミナー」やビジネスマナーのレクチャーまでしてくれるので決定率も高くなっています。
おすすめ転職エージェント3.マイナビ(マイナビジョブ20’ s)

マイナビジョブ20’sは、とにかく正社員の求人が多いことが特徴です。サイトで調べてみると、なんと591件中550件が正社員の求人(2018年1月現在)です。なので正社員での採用が多いです。
おすすめ転職エージェント4.ハタラクティブ

ハタラクティブの特徴は、未経験歓迎の案件が多いことです。その数1000件以上です。アルバイト経験がなくても紹介してくれる場合もあるそうで、20代であればフリーターや高卒というレッテルがあってもかなりの数の情報を提供してくれます。
おすすめ転職エージェント5.リクルートエージェント

求人の量、質ともに口コミサイトで高評価のリクルートエージェント。人気の秘密はとにかく業界No.1の求人の数とサポートの厚さにあります。
まとめ
学歴がないと、充実した福利厚生や満足のいく給料が支払われる企業に入社するのは難しい様に感じますが、会社が成長段階であれば「学歴」以外の要素で転職することは可能と言えます。
入社後は決してラクとは言えないでしょうが、自分自身の成長にも繋がるので是非挑戦してみましょう。その際、ブラック企業の餌食にならないように「22歳の高卒が転職でブラック企業を避けるたった1つの方法」も合わせてご覧ください。