高卒で就職するのはデメリットしかないようだがメリットも存在する













高卒で就職する。みなさんはそれだけ聞くとどういったイメージがありますか?デメリットになるようなマイナスイメージが浮かびますが、実際のところどうなのでしょうか。

ここでは具体的なデメリットとメリットを検証して行きます。

高卒の割合

まず、総務省統計局による国勢調査によれば、平成22年度の時点で最終学歴が高卒の人の割合は46.5%です。

大学進学が、一つの選択肢として確率している昨今ですが、高卒の割合が約半数を占めていることには驚きます。多くいる様に感じる大卒の割合は、わずか19.9%です。短大、専門卒の14.8%とそれ程変わりません。

「高卒」という響きだけで就職には不利なのかと思われますが、日本の人口の約半数が高卒だと思うと、大したハンデに感じないのではないでしょうか。

高卒で就職するデメリット

文部科学省の調査結果によると、高校卒業者のうち、平成27年度の大学に進学する人の割合は約半数という結果が出ています。残りの半数のうち就職者の割合は17.8%であり、半分以下です。進学しないからと言って就職するわけでもないということです。

では、高卒で就職するデメリットとは、主にどのようなものがあるのでしょうか。

デメリット

  • 就職先が限定的
  • 求人の大半がブルーカラー
  • 生涯年収が低い
  • 大学での人脈が作れない
  • ダサいモテない

就職が限定的

やはり就職するにあたり学歴は影響します。高校に来る求人情報は当然高卒可の就職先であり、狭まれた選択肢に理想とのギャップを感じることでしょう。

求人の大半がブルーカラー

こちらも言わずもがなですが、学歴が影響しない就職先と言えば、やはり現場系、技術系の仕事であり、いわゆるブルーカラーです。

実は高卒初任給で比較すると、事務系の仕事であるホワイトカラーの就職先より、ブルーカラーの就職先の方が給料が高いという調査結果が出ています。

学歴ではなく実力勝負の職場では、学歴にコンプレックスのある方は働き易いことでしょう。

生涯年収が低い

たとえ初任給が高い就職先に就職できたとしても、その先の昇給が大したことなければ、生涯年収が低くなります。

学歴による生涯年収の差をまとめた記事はこちらにあるのでご覧ください。

高卒の平均年収とは?20代・30代・40代・50代・60代別に解説

大学での人脈が作れない

大学生のメリットの一つと言えば、就職に役立つ人脈づくりです。単純に就活するだけではなく、コネクションを作ったり、最近ではインターンを受け入れている企業も多くあります。限られた選択肢で卒業後すぐ就職する高卒とは、圧倒的に経験値に差が出てしまいます。

ダサいモテない

最後に挙げましたが、実際にはこのデメリットを理由にする人が一番多いのではないでしょうか。

やはり低収入であること、仕事により自由な時間が少ないこと、スーツではなく作業着である・・・との理由から、この様に思われることもあるでしょう。大学生はサークル活動や合コンなどで異性との出会いに満ちている印象があるので、それに比べ、ダサいモテないと感じてしまうのも無理はありません。

高卒で就職するメリット

では次にメリットをいくつか挙げていきたいと思います。

実は先ほど紹介した文部科学省の調査結果によると、高卒で就職する人の割合は進学する人と比較すると少数に感じますが、実は平成22年度からゆるやかに上がっているのです。これは数年前より高卒で就職するメリットが増えたということなのでしょうか。

一足先に社会人経験ができる

就職して一社会人として働くのは、学生がアルバイトをして給料をもらうのとは訳が違います。

新入社員と言えど責任もありますし、職場が生活する場のメインとなるため、先輩や同僚などとの職場の人間関係もないがしろにできません。仕事を教わりながら人間関係を築き、仕事の成果を出し、上司に認められ昇格する、という経験は学生のうちは絶対に経験できないのです。

しかし誰もがいずれは社会に出た時にその厳しい現実と向き合わなければなりません。大卒が新卒でそれを目の当たりにしている時、高卒は既に経験済み、もしくは職種に寄ってはベテランにまで上り詰めているというギャップは、高卒にとってはメリットでしかありません。

学生よりお金持ちになれる

当然アルバイトなんかより給料をしっかりもらえるのですから、学生よりもお金に余裕が持てます。最近では奨学金を借りている学生も多いので、返済に追われ厳しい生活をしている学生も多くいます。

そんな学生を尻目に、初めての給料で欲しい物を買ったり、一足先に親孝行ができたりと、優越感を感じる瞬間も多々あります。

学歴が関係ない会社では大卒よりも出世が早い

大卒新卒で入社した新入社員に対して、高卒新卒での入社であれば入社5年目となる高卒は、会社にとっては戦力でしかありません。それでも学歴で給与に差をつける企業も多いですが、実力に焦点を当て査定してくれる企業も少なくありません。

学歴関係なく昇給しやすい職種と言えば、飲食などのサービス系、Webデザイナーなどのクリエイティブ系、宅建士、保育士といった専門的な資格を必要とする職種です。

更に近年人気のある職種はIT系です。学歴がなくても活躍できる職種の代表格とも言えるでしょう。高い専門性を発揮すれば、間違いなく必要とされ、見合った給料を稼ぐことができます。

飛級職人

飲食などのサービス系の職種は、ブラック企業である可能性もあるので、よく見極めることが必要です。詳しくは→22歳の高卒が転職でブラック企業を避けるたった1つの方法をご覧ください。

クリエイティブな職種や資格が必要な職種は、学歴よりも資格が重視されるので就職しやすいでしょう。

ベンチャー企業は起業して間もないため、当然常に人材不足の状態であり、事業を拡大している右肩上がりな企業は特に即戦力になる人材を欲しがっています。ベンチャー企業の多くはインターネット関連の事業を手掛けているため、有能なエンジニアは特に即戦力として欲しがられます。

そもそも学歴がなくてもいくらでも稼げる

以前の記事、高卒の転職は厳しいのか?そもそも社会は学歴ではなく実力主義でも書いた通り、私は稼ぐことには学歴なんかより実力が必要だと思っています。

確かに多くの企業で高卒は大卒に比べ初任給が低いです。昇給しにくい場合もあります。ですが、仕事に対するモチベーション、学ぶ姿勢、努力、これらは学歴に関係あるでしょうか。答えはノーです。

自分の実力を発揮しやすい環境、そしてそれを認めてくれる環境に身を置くことが重要になります。まずは、職探しの段階で学歴、経験不問の企業を選びましょう。

おすすめの転職エージェント

高卒の人が転職活動をする際、学歴の必要な求人ばかりある転職エージェントを見ても意味がありません。学歴や経歴に自信のない人をターゲットにしている様な転職エージェントや、IT業界やベンチャー起業の求人を多く扱っているエージェントの方がおすすめです。

おすすめ転職エージェント1.ワークポート

ワークポートはIT、Web、ゲーム業界に強いのが特徴です。IT業界に関してはベンチャーから大手まで独占求人も多く取り扱っており、評判になっています。

おすすめ転職エージェント2.第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、未経験でも就労可能な求人が多いことが特徴です。きめ細かい選考対策や、履歴書の書き方や面接のマナー、更には「就活力アップセミナー」やビジネスマナーのレクチャーまでしてくれるので決定率も高くなっています。

おすすめ転職エージェント3.マイナビ(マイナビジョブ20’s)

マイナビジョブ20’sは、とにかく正社員の求人が多いことが特徴です。サイトで調べてみると、なんと591件中550件が正社員の求人(2018年1月現在)です。なので正社員での採用が多いです。

おすすめ転職エージェント4.ハタラクティブ

ハタラクティブの特徴は、未経験歓迎の案件が多いことです。その数1000件以上です。アルバイト経験がなくても紹介してくれる場合もあるそうで、20代であればフリーターや高卒というレッテルがあってもかなりの数の情報を提供してくれます。

おすすめ転職エージェント5.リクルートエージェント

求人の量、質ともに口コミサイトで高評価のリクルートエージェント。人気の秘密はとにかく業界No.1の求人の数とサポートの厚さにあります。

まとめ

“就職に有利”というだけで、大卒の方がメリットが多く感じられますが、就職したあとは、自分の努力次第だと思います。

飛級職人

高卒の方が劣っている様に感じられる原因の一つに、平均年収の低さがあります。これは、就職や再就職に失敗した高卒が、フリーターなどの低所得層になる確率が高いからです。

その一方で、有名な経営者や、今伸びている業界のIT企業などで活躍するエンジニアなどには高卒が多く、努力により認められた人が大勢いるのです。

学歴関係なく、勝ち組になるために、まずは実力を発揮できる職場探しをしましょう。













ABOUTこの記事をかいた人

18歳から社会人デビュー。地べた這いつくばって10年。 紆余曲折を得て某インターネット系企業で幹部まで昇格。大手大企業のwebコンサルティング業務と新規事業の立ち上げなどを担いながら個人でもwebコンサルやメディアの運営を行う。