高卒の転職は厳しいのか?そもそも社会は学歴ではなく実力主義













働き方改革などが話題になっている最近ですが、皆さんの職場はいかがでしょうか?なかなか改善しない職場環境に痺れを切らし、転職を考えている人もいるかもしれません。

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しかしこの不景気の中、学歴のない高卒のみなさんは転職活動に踏み切れず悶々としているのではないでしょうか。ここでは高卒の人の転職と学歴についてお話したいと思います。

高卒3年以内の離職率

厚生労働省が公表している新規学卒就職者の離職状況によると、新規高卒就職者の内3年以内に離職した確率は40%です。離職率の高い産業は、主に飲食や宿泊(64.4%)、次いで娯楽(59.4%)、小売り業(50.4%)と、サービス系が目立ちます

その中でも比較的規模の小さい、個人経営などの会社が多い様です。従業員の数が1000人以上の企業の離職率が25.3%に対し、人数の減少に比例し離職率があがり、5人以下の企業の離職率は64.0%と、最も高くなっています。

離職理由

離職理由は大抵が給与面、仕事内容、労働環境への不満です。

給与面は、高卒の人は出身校での求人情報であったり紹介の場合が多く、何社も比較して就活をする様なことが少ないので、給与に対する前情報が無く手取りの少なさにがっかりすることがあります。学生の時のアルバイトと大差なければがっかりする気持ちもわからなくありません。

仕事内容が原因の場合は様々ですが、夢であった職業ほど現実とのギャップを感じ、期待外れに思う場合が多い様です。意外に重労働だった、単純作業ばかりで退屈だった、など。前もって情報を仕入れておくとギャップを感じずに済むかもしれません。

労働環境は、ありがちですが人間関係でのもめ事や、プライベートとの両立ができないこと、通勤における不満など、物理的に解決不可能なものも含め、精神的な負担が掛かることが多いため、給料や仕事内容に満足していてもこれが原因で退職に至ることも多いと言えます。

なぜ小規模企業は離職率が高いのか?

離職の理由は明らかになりましたが、企業の規模による離職率の差の理由はどこにあるのでしょうか。小規模企業は大手企業は離職を避けるため様々な対策をしています。

離職率を下げる対策

  • インターンシップなどの制度により、入社する前に実際に働いた場合を想定しやすくしている。
  • 給与を明瞭にする。昇格によりいくら昇給するのかや、ボーナスの計算方法などを公開することで社員が納得する。
  • 研修制度を充実させている。学生から社会人になる間のギャップを埋める期間を設ける。

これにより、大手企業の離職率は下がりますが、新入社員のフォローまで手がまわらない中小企業は離職されやすくなります。高卒で新社会人になった人の中で大企業に就職する割合は低いので、必然的に離職率は上がるのです

高卒の転職は厳しいのか?学歴不問求人の割合から算出

さて、離職した人達は転職を考えますが、そこで気になるのは高卒という学歴です。果たして高卒という学歴は本当に転職の足かせとなるのでしょうか。

大手転職エージェントのリクナビネクストには、6000件ある求人数の中、学歴不問のワードで検索するとわずか1500件でした。割合で言うと25%です。一方、同じく大手エージェントのマイナビでは9988件の求人数に対して6048件。リクナビネクストに比べ、60%と高めではありますが、それでもやはり学歴の壁は転職には存在する様です

転職ができずにフリーターや派遣社員に落ちぶれる

職場に不満を持ち転職を考えてみるものも、転職エージェントでの学歴の壁に立ちはだかられ、転職はおろか正社員になることすら諦めてしまう人もいます。それには正社員でいるメリットを感じなくなるという理由もあります。

高卒新社会人の抱える不満の大半は、同世代の少ない職場での孤独感や、華やかなキャンパスライフを送る同級生への劣等感、そして何といっても低賃金であることす。

この3つは、正社員でいるよりフリーターになりアルバイトとして働く方が一時的に解決できる場合があります。

飲食店などのサービス業には大学生などの学生バイトが多いので、そういった場所では同世代の友人もできますし、仲良くなれば疑似学生体験もできるかもしれません。更にシフトを詰め込めば働いた分だけ時給が発生するので、高卒新社会人の平均的な賃金は軽く超すことができてしまうのです。

詳しくは高卒の平均年収とは?20代・30代・40代・50代・60代別に解説に書いてあるのでご覧ください。

そもそも転職に学歴は関係ない

そもそも、就職に有利な学歴とは具体的にどの様なものなのでしょうか?どこでもいいから大学さえ出ていれば、高卒と大差がついてしまうほど有益なものなのでしょうか。

学歴が必要か否かは職種によって異なる

学歴が求められる職種は、金融関連の専門職や、投資銀行業務などの迅速で正確な分析や判断が求められる職種、または専門的な知識の習得のため大学院卒で国家資格がないと就けないものなどです。

一方、クリエイティブ系の職種などは学歴よりもセンスやスキルが重視され、建築士や施工管理技士など資格が重視される職種も学歴が求められないため若くして就職する人が多くいます。

更に近年人気のある職種はIT系です。学歴がなくても活躍できる職種の代表格とも言えるでしょう。高い専門性を発揮すれば、間違いなく必要とされ、見合った給料を稼ぐことができます。

学歴関係なくキャリアが築けるのはベンチャー企業

そんな学歴はなくとも専門的なスキルを身に着けた人材を、欲しがっている企業があります。それはベンチャー企業です。ベンチャー企業の定義は、一般的に「設立から5年程度の若い会社であること」、「インターネットサービスなど新しいビジネス領域を手がけていること」などが当てはまる企業のことです。

ベンチャー企業は起業して間もないため、当然常に人材不足の状態であり、事業を拡大している右肩上がりな企業は特に即戦力になる人材を欲しがっています。ベンチャー企業の多くはインターネット関連の事業を手掛けているため、有能なエンジニアは特に即戦力として欲しがられます。

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更に就職後は人材不足故の仕事量の多さから、短期間で様々なことを経験できるので、自分で稼ぐためのスキルを身につけるには良い選択と言えます。ただし、「ベンチャー企業の本当の意味と定義とは?良い会社を見分ける方法を解説」で解説したように相性が悪い人は地獄になりますので、向き不向きは自分で判断しましょう。

おすすめの転職エージェント

高卒の人が転職活動をする際、学歴の必要な求人ばかりある転職エージェントを見ても意味がありません。学歴や経歴に自信のない人をターゲットにしている様な転職エージェントや、IT業界やベンチャー起業の求人を多く扱っているエージェントの方がおすすめです。

おすすめ転職エージェント1.ワークポート

ワークポートはIT、Web、ゲーム業界に強いのが特徴です。IT業界に関してはベンチャーから大手まで独占求人も多く取り扱っており、評判になっています。

おすすめ転職エージェント2.第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、未経験でも就労可能な求人が多いことが特徴です。きめ細かい選考対策や、履歴書の書き方や面接のマナー、更には「就活力アップセミナー」やビジネスマナーのレクチャーまでしてくれるので決定率も高くなっています。

おすすめ転職エージェント3.マイナビ(マイナビジョブ20’s)

マイナビジョブ20’sは、とにかく正社員の求人が多いことが特徴です。サイトで調べてみると、なんと591件中550件が正社員の求人(2018年1月現在)です。なので正社員での採用が多いです。

おすすめ転職エージェント4.ハタラクティブ

ハタラクティブの特徴は、未経験歓迎の案件が多いことです。その数1000件以上です。アルバイト経験がなくても紹介してくれる場合もあるそうで、20代であればフリーターや高卒というレッテルがあってもかなりの数の情報を提供してくれます。

おすすめ転職エージェント5.リクルートエージェント

求人の量、質ともに口コミサイトで高評価のリクルートエージェント。人気の秘密はとにかく業界No.1の求人の数とサポートの厚さにあります。

まとめ

高卒の離職率が高いことと、その理由はおわかりいただけたでしょうか。そして転職エージェントを実際に見ると学歴はやはり就職には必要であるという事実がある一方で、職種を選べば学歴がなくても働ける職種はあり、更に稼げるチャンスもあるということ。

学歴がなければ資格やスキルを身に着け、専門的な分野もしくは、ベンチャー企業などの環境でがむしゃらに働くことで経験を積むという手段もあります。

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学歴があっても本人次第で無駄にしてしまう昨今の就職事情。学歴と言う武器がないならば他の武器を身に着け、転職に打ち勝ちましょう!













ABOUTこの記事をかいた人

18歳から社会人デビュー。地べた這いつくばって10年。 紆余曲折を得て某インターネット系企業で幹部まで昇格。大手大企業のwebコンサルティング業務と新規事業の立ち上げなどを担いながら個人でもwebコンサルやメディアの運営を行う。