高卒の就職率が97.7%なんて嘘!本当はたった17.8%の裏側を解説













高卒の就職率が97.7%と7年連続で増加していると2017年の最新情報としてニュースになっていましたが、もはや、そのような統計にどのような意味があるのか?まったくもって意味不明としか言えません。

飛級職人

そもそも、高卒の就職希望者が少ないのだから、その中だけの就職率を見ても意味ないでしょ(笑)って話です。

そして、実際のところ、平成28年3月に高校を卒業した人数全体で考えると高卒の就職率はたったの17.8%という結果になりました。今回この数字の裏側を解説したいと思います。

2017年|高卒の就職率と推移

まずは、一般論として言われている高卒の就職率と推移を確認してみましょう。

まず、2017年(平成28年3月卒業)の高卒の就職率は97.7%となります。7年連続で就職率は向上しているようですが、その推移も合わせて確認しましょう。

平成14年では86.7%と現在よりも10%近くも低い数値となっておりましたが、その数値が97.7%まで回復しているので、一見喜ばしいニュースに受け取れます。

では、都道府県別ではどのような違いがあるのか確認してみましょう。

都道府県別|高卒の就職率

都道府県別の高卒の就職率も多少の前後はありますが、総じて90%台の就職率となります。沖縄だけ87.2%とやや低い結果になっています。

都道府県 就職率
北海道 97.5%
青森県 97.8%
岩手県 99.5%
宮城県 99.0%
秋田県 99.5%
山形県 99.3%
福島県 99.6%
茨城県 97.4%
栃木県 98.3%
群馬県 97.7%
埼玉県 96.4%
千葉県 95.2%
東京都 98.4%
神奈川県 96.9%
新潟県 99.2%
富山県 100.0%
石川県 99.8%
福井県 99.9%
山梨県 98.4%
長野県 98.1%
岐阜県 99.4%
静岡県 98.0%
愛知県 98.4%
三重県 98.9%
滋賀県 96.2%
京都府 97.9%
大阪府 94.5%
兵庫県 94.9%
奈良県 96.1%
和歌山県 96.4%
鳥取県 99.6%
島根県 99.5%
岡山県 98.8%
広島県 98.7%
山口県 98.9%
徳島県 99.2%
香川県 99.3%
愛媛県 99.6%
高知県 98.1%
福岡県 96.6%
佐賀県 98.6%
長崎県 98.7%
熊本県 98.7%
大分県 98.5%
宮崎県 99.2%
鹿児島県 98.3%
沖縄県 87.2%

2017年|高卒の就職率97.7%は嘘でしかない

さて、意味のない数字確認も終わりましたので、本題に移りたいと思います。

平成28年3月に高校を卒業した人数は、1,064,828人となっております。就職希望者は191,935人になり、実際に就職出来たのは187,552人となります。

確かに、就職希望者の内、実際に就職した人数を割ると97.7%という結果になりますが、高卒者だけで社会が形成されている訳ではないので、本来は高校卒業者全体で計算する必要があるでしょう。

そのため、高校卒業者全体で計算すると高卒の就職率はたったの17.8%しかありません。

高校卒業者全体に対しての就職率の推移は年々減少している

では、高校卒業者全体の高卒の就職率の推移を確認してみましょう。

1960年代は大学進学率が低かったので高卒の就職率は60%台を推移していましたが、そこから急速に就職率の推移は落ちて行き2000年代には20%の就職率になりました。

そして、2017年には17.8%まで就職率が下がっているのです。

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先ほどの報道では、高卒の就職率は7年連続で増加しているのに対して、実際は毎年就職率が下がっているのです。

高校卒業後の進路は半数は大学進学

高校卒業者のたった17.8%しか就職しない。さらには、高卒の就職率は年々下がっているという実態に対して、残る82.2%はどのような進路に進んだのか確認してみましょう。

進路 割合 人数
大学・短大 54.8% 583,526人
専門学校 16.3% 173,567人
就職 17.8% 189,539人
その他 11.1% 118,196人

上記を確認しても分かるように、実に高校卒業者の半数以上が大学もしくは短大に進学しているのです。

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社会に出ればこの大卒者達と競争し生き抜くしかないのに、高卒だけの就職率だけを見て、さらには都合のよい数字だけを並べるのは誤解を招く原因と言えるでしょう。

数字の本質を見抜ければそもそも大学など無意味

さて、数字のトリックについてご理解頂けたでしょうか?世の中にはこのような数字のトリックが蔓延しており、報道を単純に信じてはいけません。

そうゆう意味では、大学への進学率が向上している。という数字自体も怪しいと思いませんか?皆が大学進学するから自分も大学に行く。ということは単純に競合が多い世界に飛び込んでいる。というだけではないでしょうか?

逆に高卒の就職率が下がっているというチャンスを上手く活用した方が良いと言えます。特にベンチャー企業はまったく学歴など関係ない世界ですので、高卒でベンチャーに飛び込んだ方がチャンスは多いと言えます。

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高卒がチャンスを掴むには、以下の転職エージェントや転職サイトに登録し、1日も早くベンチャー企業へ飛び込みましょう。ただし、ベンチャー企業は決して甘い世界ではないので、ベンチャー企業について詳しく知りたい方は「ベンチャー企業の就職は天国か地獄か?5つの覚悟を知って失敗しない転職を実現」をご確認ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

18歳から社会人デビュー。地べた這いつくばって10年。 紆余曲折を得て某インターネット系企業で幹部まで昇格。大手大企業のwebコンサルティング業務と新規事業の立ち上げなどを担いながら個人でもwebコンサルやメディアの運営を行う。